なんだかマネー系の雑誌が山積みになっていて混乱気味。
しょっちゅうスクリーニングでオトクな銘柄を探す基準が載ってたりするんだけど、どんな銘柄を探したいかによっても絞り込む項目が当然違う。
それぞれの雑誌で勧めている、どんな銘柄狙いの時にどんな絞込みをかければ良いのかってのをちょっとまとめてみよう。
まずはスクリーニングがメインじゃないけど、本当に初心者向けって感じの記事から。「日経ウーマン 2005年12月号別冊付録」
経済キャスターの雨宮京子さん&FP馬養雅子さんがアドバイス。
1.身の回りで「カワイイ、便利、おいしい」と思われているものを探してその会社をチェック。
2.「日経会社情報(日経の雑誌だからね…)」で、【業績】の欄をチェック。
特に『予』と書かれた予想の数字が良いか悪いかに注目。
売上高や営業利益が順調に伸びている、今後の業績見通しも明るい!
1株あたりの利益もいい、そんな銘柄なら買い…そりゃそうだよなあ。
3.PER:20倍を切ったら割安の目安。
但し新興市場の銘柄はPERが高いのが普通
4.PBR:1倍を割り込んだら底値が近く、割安とされる
5.ROE:合格の目安は10%以上
6.配当利回り:大きければ大きいほど魅力的(そりゃそーだ)
日経会社情報を読み込みたい時は、このページを参考にしよう。ウンウン。
次に以前にも実践してみた
「日経マネー2月号」から、鈴木一之さんという方のオススメ方法。
ここでは「
自分はバリュー株派なのか、成長株派なのかを知ること」と最初に断り、それぞれのタイプ別にオススメのスクリーニング条件を挙げている。
成長株の探し方は
1.今期予想も含め、
3期連続で売上高が7%以上伸びている
2.同じく
3期連続で経常利益が15%以上伸びている
3.
PERが30倍以上
という、3つを同時に満たし、かつ投資資金の範囲内で買えるもの、
なんだそうだ。
「PER30倍以上では割高、と思われるかもしれないが、私は成長株はPERが少し高めの方がいいと考えるのです」なんだそうだ。ふむふむ。
これで絞り込めないときは、
配当利回り1.5%以上、ROE10%以上などを加えていくんだと。
これに対し
バリュー株を探したい時は
1.
PBRが1倍を割っている
2.デットエクイティレシオ(※)が2倍以下に収まっている
(スクリーニングの指標には入っていないので、
ROE5%以上などを加えても良い)
※有利子負債÷株主資本
で、探すんだそうです。更に
自己資本比率が40%を以上のものを探して絞り込む。
最後に「マネープラス3月号」森永卓郎氏(この人よく見るなあ…)の「庶民株のススメ」。
少額から買えて、家計を助ける(優待など)、長く付き合う(中長期向け)というコンセプトで、細かい数字のアドバイスがあるわけじゃないけど、記事で例に挙がってる条件をメモ。
1.東証一部
2.PER10~30倍
3.PBR1~2倍
4.配当利回り1~3%
5.20万円以内
っと、とりあえずメモはここまで。
また雑誌掘り起こしてて見つけたら追記しようっと。